インバウンド戦略 タイ
タイは平均年収も1人当たりGDPも決して高いとは言えない状況にあります。しかしながら、訪日数は131万8,977人と伊東市が広告を配信した国の中では3番目に多い訪日数となっています。
観光目的の来日が101万8,250人で、リピート率も高い。
ビザ緩和も影響しているとは思いますが、これらはタイの富裕層が訪日しているのではと推測できます。
コロナ前の報道でも、タイの方が雪国に殺到している映像が流れていたことが記憶に新しいので、2019年においては雪目当ての来訪が多かったのではないかと思われます。実際、訪日タイ人の都道府県別宿泊地は、北海道が1位で2位は東京。静岡は15位になっています。
しかしながら、伊東市のユーチューブの3回目の広告の完全視聴率が高い。25.56%
1回目の動画を見た人に流しているので、高くなる部分はあるとしても、4人に1人が3分近い動画を最後まで見ているので、タイの方が求めているものと、それほどずれていないのではと感じています。
そうなると、本市において重要な顧客となる可能性があり、対応をしっかり考えていく必要があると自分は考えております。
タイの方が外国旅行の情報収集に使うはオンライン媒体でユーチューブは70.4%。
訪日旅行前に役立った旅行情報源のユーチューブ数値は、2019年で観光目的で23%でした。
このデジタル広告は引き続き進めていく必要があると考えます。
その事を議場で伝え、市としては、このYoutube広告の配信やSNSを活用した情報発信、現地でのトップセールス。伊東市インバウンド推進協議会において、ゴルフをコンテンツとした富裕層や企業向けの誘客プロモーションなどを行ってきました。今後は引き続き現地の旅行代理店やメディア等との関係性を継続しつつ、主な旅行形態である個人客の誘客を図るため、タイで最も利用者が多いフェイスブックなどを活用した情報発信を行ってまいりたいと考えております。 また、情報発信の内容につきましては、コロナ禍前から評価が高かった大室山などの絶景を楽しむことができる観光スポットや、海鮮をはじめとしたグルメ及び温泉に加え、小室山リッジウォークMISORAなど、新たな観光スポットも積極的にPRしていくほか、美しい伊豆創造センターと連携した伊豆地域広域での情報発信や誘客施策につきましても併せて進めていくという返事をいただきました。
タイは伊東市にとって重要な顧客になる可能性があり、引き続き広報していく必要があると考えています。