インバウンド戦略 アメリカ(2023年実施)

訪日人数
172万3861人(2019年)
主な来訪目的が観光・レジャー
52.3%(2019年)
観光目的リピート率
33.16%(2019年)
日本までの飛行時間
約10〜13時間

一覧データ

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アメリカは訪日人数に対して観光目的で入ってくる人が少なく、またリピート率も低く、日本までの飛行時間が10から13時間と距離の遠さも手伝って、一生に1回日本に来るというスタンスが見てとれます。

一生に1回となると、伊東市が日本訪問の一番の目的、動機になるかというと、少々動機としては弱く、都市部であったり、地方でも青森のねぶたであったり、分かりやすい観光素材が日本旅行への動機になる確率が高いだろうと考えます。

ユーチューブの広告は、収入が高いところは広告単価が高くなりがちで、広告費とのバランスを考えると直接アメリカで広告を出稿することは伊東市にとっては費用対比効果が低いので、広告配信を2回目から行っていないのですが、1回目の配信で完全視聴率が高いことから伊東市との親和性が高いことは見てとれ、ここを単純に見逃すのではなく、

首都圏に住んでいるアメリカ人、または首都圏にいる英語を公用語とする人たちに広告を打ってはどうかと市に提案しました。
東京都、平成30年のデータで、在留外国人はアメリカが約1万7,578人、イギリスは6,107人、オーストラリア3,215人、カナダが3,075人、シンガポールも公用語は英語なので1,157人など、東京都だけでもこれだけいます。神奈川、埼玉、千葉を合わせたらもっといることでしょう。

首都圏に住む海外の方なら時間的なハードルと金銭的なハードルが低く、リピートも期待できます。今ある動画の親和性が高いわけですから、新たに動画を作る必要もありません。

伊東を訪れた首都圏に住むアメリカの方がSNS等で発信することも期待できます。

首都圏での広告は成田空港か羽田空港から来日してきた人たちにも再生されます。

そうなれば、訪日したアメリカ人は平均宿泊数が12.4泊と長いので、宿泊数の長さを使って伊東へ呼び込めるという可能性も出てきます。

伊東市は二大観光地の京都、東京の道の途中にあるので、親和性が高いとなれば、立ち寄ろうという動機を産むことができます。

提案は市に受け入れられ、2023年度に実施されます。

また、これは同じ方法でフランス人とかタイ人とかもできなくはないので、それも検討してはどうかと提案し、「公用語が英語である国の方と併せまして、今後におきまして検討してまいりたいと考えてございます。」という解答をいただいています。

インバウンド戦略の前置き

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