インバウンド戦略 アメリカ(2023年実施)
アメリカは訪日人数に対して観光目的で入ってくる人が少なく、またリピート率も低く、日本までの飛行時間が10から13時間と距離の遠さも手伝って、一生に1回日本に来るというスタンスが見てとれます。
一生に1回となると、伊東市が日本訪問の一番の目的、動機になるかというと、少々動機としては弱く、都市部であったり、地方でも青森のねぶたであったり、分かりやすい観光素材が日本旅行への動機になる確率が高いだろうと考えます。
ユーチューブの広告は、収入が高いところは広告単価が高くなりがちで、広告費とのバランスを考えると直接アメリカで広告を出稿することは伊東市にとっては費用対比効果が低いので、広告配信を2回目から行っていないのですが、1回目の配信で完全視聴率が高いことから伊東市との親和性が高いことは見てとれ、ここを単純に見逃すのではなく、
首都圏に住む海外の方なら時間的なハードルと金銭的なハードルが低く、リピートも期待できます。今ある動画の親和性が高いわけですから、新たに動画を作る必要もありません。
伊東を訪れた首都圏に住むアメリカの方がSNS等で発信することも期待できます。
首都圏での広告は成田空港か羽田空港から来日してきた人たちにも再生されます。
そうなれば、訪日したアメリカ人は平均宿泊数が12.4泊と長いので、宿泊数の長さを使って伊東へ呼び込めるという可能性も出てきます。
伊東市は二大観光地の京都、東京の道の途中にあるので、親和性が高いとなれば、立ち寄ろうという動機を産むことができます。
また、これは同じ方法でフランス人とかタイ人とかもできなくはないので、それも検討してはどうかと提案し、「公用語が英語である国の方と併せまして、今後におきまして検討してまいりたいと考えてございます。」という解答をいただいています。