イベントについて

とかくイベントは1年365日あるうちの1日、365分の1になりがちで、その価値をどう判断するかが重要になってくると考えています。それは直接的な経済効果だけではありません。現在のイベントには「このために来たい」と「来た人を楽しませる」の2つがあると考えています。

前者「このために来たい」はメディアにも拾ってもらいやすく、伊東温泉というブランド力を上げるにも一役買います。例えば、「まくら投げ」は「このために来たい」になると自分は考えており、またメディアにも拾われやすい要素を持っていると思います。

伊東市では自分が提案したのを受けて、イベントの認知度の調査も行っており、「まくら投げ」はおおよそ最近では10%前後の方が知っていると答えていますが、伊東という名前を外に出していくという意味では、まだ、労力やお金をかけても行う価値があると考えています。

按針祭は高いときは30%〜40%の認知度がありますが、今年は17.5%でした、設問に「伊東温泉海の花火大会」が追加され、それが40%以上の認知度だったのでそれと混同している可能性はありますが、こちらは「このために来たい」の役割を十分果たしていると思います。

その他、5%~8%前後の「めちゃくちゃ市」などや、「タライ乗り競争」も10%前後の認知度ですが、「めちゃくちゃ市」の大きな干物であったり、「タライ乗り競争」はメディアに拾われやすい性質をもっていると思うので、これらの認知度を上げる必要があると思います。

以前提案した

プレスリリースや

プレスリリースの積極的活用 を提案しました(2019実施)

YOUTUBE広告などを使って、

デジタル広告の活用を提案(2020年実施)

を使って認知度をあげて、伊東の名前を発信してくのに役立てたいと思います。


また、後者の「来た人を楽しませる」ですが、「伊東温泉箸まつり」などがそれに当たるのではと考えています。

お客様の住んでいる場所と距離にもよりますが、伊東市の主な顧客である東京、神奈川は移動に1時間から2時間近くかかる地域で、昭和と違い娯楽がとても多くなった令和で、それを見に伊東に来たいかという絶対的な1番目の動機になるかというと、自分には少々疑問符がつきます。

逆に、既に伊東のホテルにいる、『来た人を楽しませる』イベントだとすると、東京や神奈川から来るのとは時間が違いますし、心理的負担が全然少ないと思います。もしこのイベントを「来た人を楽しませる」と位置づけるのならば、広報の基準は、伊東の外側より内側に向けるべきという判断ができると思います。

東京や神奈川のインフォメーションが無駄というわけではなく、そこよりも市内のホテルとしっかり連携をとり、今日は箸まつりで20時半から手筒花火が上がるということに力を入れるべきという分析ができるのではないかと思います。

毎年15分ほどあがる「伊東温泉海の花火大会」なども今年は按針祭と混同されたのか数値が高いですが、本来は来た人を楽しませるだと思います。

『このために来たい』『来た人を楽しませる』をしっかり見極めて
動機を産むイベントの周知に力をいれたいと思います。

Follow me!